家を買うって決めたのに…
「見えないお金」のせいで
急に不安に襲われていませんか?
「住宅ローンは組める金額だったはずなのに、いざ住み始めたら固定資産税の通知が来て…」
「そろそろ外壁の塗り替え時期って言われたけど、そんなお金、どこにもない…」
もし今、あなたがそんな漠然とした不安に押しつぶされそうになっているなら、このブログはきっとあなたのためにあります。
安心してください。それは、あなたが特別なのではありません。
かつての私も、そして多くの住宅購入者が通る道なんです。
もしかして、あなたも「あの不安」に夜も眠れないタイプですか?
「家族のために、いつかはマイホームを…」
そう思って、住宅展示場に行ったり、ネットで物件情報を眺めたりしていますよね。
そして、いくつかの物件に出会って、「あ、この家なら手の届く範囲かも!」って、ちょっとワクワクしたんじゃないでしょうか?
でも、ふと頭をよぎるんです。
「あれ?住宅ローンって、毎月の返済額だけを気にすればいいのかな?」
「固定資産税とか、修繕費とかって、いったいどれくらいかかるんだろう…?」
「もし、想像以上に高かったら、家計が破綻しちゃうんじゃないか…?」
そう、私も全く同じでした。
不動産営業の最前線で20年以上も働いてきた“プロ”の私が、ですよ?
いざ自分が家を買うってなった時、ローンのことはもちろん、その後の「見えないお金」のことで、何日も夜眠れなかったのを今でもよく覚えています。
「プロの自分ですらこんなに不安になるんだから、初めて家を買う人は、もっともっと怖いだろうな…」
心からそう思ったんです。
だからこそ、私は言いたい。
家探しは、もっと自由で、楽しいものであってほしいって。
この「見えないお金」の正体を突き止めれば、あなたの肩の荷はきっと下ろせるはずですよ。
「家を買う」って、なんでこんなに不安なんだろう?──その正体、実は「見えないお金」です
家を買うって、人生で一番大きな買い物ですよね。
だからこそ、「失敗できない」っていう巨大なプレッシャーがかかります。
そのプレッシャーのほとんどは、「お金」に関するもの。
特に、多くの人が見落としがちなのが、「住んでからかかるお金」なんです。
まさに「氷山の一角」という例えがぴったりで、住宅ローン返済額は水面に見えている部分に過ぎません。
その下に隠れた巨大な部分、それがあなたの不安の正体なんですよ。
みんなが「ローン返済」ばかり気にするワケ
なんでみんな、住宅ローンの返済額ばっかり気にするんでしょうね?
これには、いくつか理由があるんです。
一つ目は、住宅購入時の情報提供が、どうしても「物件価格」と「月の返済額」に集中しがちだから。
不動産屋さんも銀行さんも、まずは「この物件は買えますよ」「この金額なら毎月無理なく返済できますよ」って説明しますよね。
それは決して悪いことじゃないんですけど、それ以外の費用が「後回し」にされちゃう傾向があるんです。
二つ目は、人間の心理が関係しています。
心理学で言う「アンカリング効果」ってご存知ですか?
最初に提示された「住宅価格」とか「ローン返済額」っていう大きな数字に意識が固定されちゃって、固定資産税とか修繕費といった相対的に小さな数字を「まあ、なんとかなるか」って見落としがちになっちゃうんです。
私自身も、営業マンとしてお客様と接する中で、この「アンカリング効果」を無意識のうちに利用していたこともあったかもしれません。
でも、それだとお客様が将来後悔するかもしれない…って、いつも心に引っかかっていました。
新築の「夢」が隠す、将来の「現実」
新築のピカピカの家って、本当に夢がありますよね。
誰も使っていない真新しいキッチン、まだ傷一つないフローリング…。「これからの生活が楽しみ!」って気持ち、すごくよく分かります。
でも、その「新築マジック」が、将来の現実をちょっと見えにくくしちゃうことがあるんです。
考えてみてください。
新築のうちは、ほとんど修繕費ってかかりませんよね?
だから、「修繕費」って言われても、なかなかピンとこない。
「だって、まだ新しいんだし」って思っちゃうのは当然です。
固定資産税だって、初年度は日割り計算だったり、軽減措置があったりして、本来の金額より安く感じることもあります。
だから、具体的な金額や、それがこれからどう変動していくのかが見えづらいんです。
まるで、マラソンのスタートラインに立っているのに、ゴールの先にある上り坂や給水ポイントのことを教えてもらえていない、みたいな感じでしょうか。
最初のうちは楽勝に見えても、後半で「あれ、こんなはずじゃ…」ってなるのは避けたいですよね。
なぜ「家計破綻」なんて言葉が頭をよぎるのか?
「家計破綻」なんて、ちょっと大げさな言葉が頭に浮かぶのは、あなたが真剣に、そして慎重に家づくりを考えている証拠だと思います。
それは、住宅購入が人生最大の買い物だから、というだけでなく、将来の「不確実性」に対する不安が大きいからなんです。
物価がどんどん上がっている今、子どもの教育費だって昔とは比べ物になりません。
住宅ローンの金利だって、今は低いけど、この先どうなるかは誰にも分かりませんよね。
それに、給湯器が突然壊れたり、外壁にヒビが入ったり…予期せぬ出費が重なったらどうしよう、って考えますよね。
まさに、「もし私が木を切り倒すのに8時間もらえるなら、最初の6時間を斧を研ぐのに費やすだろう。」というリンカーンの言葉が示すように、事前の準備と計画こそが、後の不安を大きく減らしてくれるんです。
だから、この不安は決して無駄なものではありません。
むしろ、賢明な判断をするための「サイン」だと思ってください。
これだけは知ってほしい!「住んでからかかるお金」のリアル内訳
さて、いよいよ本題です。
具体的に、どんなお金が「住んでからかかる」のか?
「見えないお金」の正体を、一つずつ明らかにしていきましょう。
これを知れば、「なるほど、こういうことか!」って、かなりスッキリするはずですよ。
毎年やってくる「固定資産税」と「都市計画税」
住宅を購入したら、毎年必ずやってくるのがこの二つの税金です。
「忘れた頃にやってくる」なんて言われますけど、これが結構な金額になることもありますから、しっかり把握しておく必要があります。
固定資産税って、どうやって計算するの?
固定資産税は、毎年1月1日時点の不動産の所有者に対して課税される地方税です。
計算式はシンプルで、「固定資産税評価額 × 1.4%(標準税率)」が基本になります。
この「固定資産税評価額」っていうのがポイントで、これは市町村が定めた不動産の価値のこと。実際に購入した価格とはちょっと違うことが多いので注意が必要です。
だいたい、土地は公示価格の70%、建物は建築費の50~70%くらいが目安って言われていますね。
新築住宅の場合、一定期間の「軽減措置」があります。
例えば、一般的な新築住宅なら、3年間は固定資産税が2分の1になるんですよ。
マンションだと5年間、長期優良住宅だと5年間(マンションは7年間)といった具合です。
これが終わると、税額がドンと上がるので、「あれ?急に高くなった!」って驚く人も多いんです。
事前に、この軽減措置がいつまで適用されるのか、必ず確認しておきましょう。
都市計画税は、どんな時にかかるの?
都市計画税は、都市計画事業や土地区画整理事業に使われる目的税で、市街化区域内に土地や家屋を持っている人にかかります。
計算式は、「固定資産税評価額 × 0.3%(制限税率)」が上限です。
固定資産税と都市計画税を合わせると、年間でどれくらいになるかっていうと…
例えば、3,000万円の戸建て(土地1,500万円、建物1,500万円として)だと、初年度は軽減措置込みで年間10万円〜20万円くらいが目安になることが多いですね。
でも、これはあくまで目安。
地域や物件によって大きく変わるので、購入予定の物件がある市町村の税務課や、不動産会社の担当者に直接問い合わせて、具体的な概算を聞いてみるのが一番確実です。
これは、本当に大事なことなので、ぜひ動いてみてくださいね。
備えあれば憂いなし!「修繕費」の賢い積立術
「家は購入して終わりじゃない、そこからが本番だ。」って、よく言われますけど、まさにその通りなんです。
家は生き物と同じで、手入れをしないとどんどん老朽化してしまいます。
そして、その手入れにかかる費用が「修繕費」です。
戸建てとマンションで積立方はどう違う?
・マンションの場合
マンションを購入すると、毎月「修繕積立金」を管理組合に支払いますよね。
これは、共用部分(廊下、外壁、屋根、エレベーターなど)の維持管理や、数十年ごとに行われる「大規模修繕」に備えるための費用です。
新築時は安く設定されていることが多いですが、築年数が経つにつれて徐々に値上がりしていく傾向があるので、これも注意が必要です。
管理計画を見て、将来的な値上げの可能性がないか確認しておきましょう。
・戸建ての場合
戸建ての場合は、マンションのような「修繕積立金」を徴収されることはありません。
ということは…そう、自分で計画的に積み立てていく必要がある、ということなんです。
これが、意外と見落としがちで、一番家計を圧迫しやすい部分かもしれません。
大規模修繕の目安と費用内訳
戸建ての場合、どんな修繕が、どれくらいのサイクルで必要になるか、ご存知ですか?
だいたいの目安はこんな感じです。
- 外壁塗装: 10~15年で1回。費用は80万円~150万円程度。
- 屋根の葺き替え・塗装: 10~20年で1回。費用は60万円~200万円程度。
- 給湯器の交換: 10~15年で1回。費用は20万円~50万円程度。
- 水回りの設備交換(キッチン、お風呂、トイレ): 15~30年で1回。それぞれ数十万円~数百万円。
- シロアリ対策: 5~10年で1回。費用は10万円~30万円程度。
これ、全部合計すると、20年~30年で数百万円単位になりますよね?
年間で割ると、月々1万円~2万円くらいを意識して積み立てていくのが理想的です。
まるで車の維持費と一緒ですよね。
「新車購入費ばかり気にして、ガソリン代や車検代、保険料を考えないドライバーはいない」のと同じで、住宅も購入費だけでなく維持費まで考えるのが「常識」なんですよ。
もしもに備える「火災保険」「地震保険」
これは、もう必須中の必須と言えるでしょう。
万が一の事態に備えるのが、火災保険と地震保険です。
特に住宅ローンを組む場合は、ほとんどの金融機関で火災保険への加入が義務付けられています。
補償内容と期間、賢い選び方
・火災保険
火災だけでなく、落雷、風災、水災、雪災など、様々な自然災害や事故による損害を補償してくれます。
最近は、補償範囲を自由にカスタマイズできるタイプも多いので、自宅周辺の自然災害リスク(例えば、河川の近くなら水災補償を手厚くするなど)に合わせて選ぶと良いでしょう。
保険期間は、短期(1年)から長期(最長10年)まで選べますが、長期契約の方が年間の保険料が割安になることが多いです。
・地震保険
火災保険では、地震や噴火、津波による火災や損害は補償されません。
これらをカバーしてくれるのが地震保険です。
日本は地震大国ですから、これは絶対に加入しておくべきだと私は思います。
地震保険は、国が定めた補償内容で、どこの保険会社で入っても同じなのですが、火災保険とセットで加入する必要があります。
保険料は、建物の構造や所在地によって異なります。
複数の損害保険会社から見積もりを取って、補償内容と保険料を比較検討するのが賢い選び方です。
私も自分の家を買うときは、いくつかの会社から見積もりを取り寄せました。
「え、こんなに違うの?」って驚くこともありましたから、ぜひ時間をとって比べてみてくださいね。
意外とバカにならない「ランニングコスト」
毎月の生活費として意識はしているものの、「家を持つ」ことで増える可能性のあるランニングコストもあります。
- 光熱費: 家が広くなれば、冷暖房費や照明費も増える可能性があります。オール電化かガス併用か、断熱性能はどうかなども影響します。
- インターネット・通信費: 引っ越しに伴い、プロバイダを変更したり、回線工事が必要になったりすることも。
- 町内会費・自治会費: 地域によっては、毎月数百円~数千円の会費がかかります。
- その他: 庭がある場合は植栽の手入れ費用、駐車場を借りる場合はその費用など。
これらの費用も、「住んでからかかるお金」として、忘れずに予算に組み込んでおきましょう。
特に、庭付きの戸建てを検討している方は、芝生の手入れや植木の剪定など、意外と手間とお金がかかるものなんですよ。
「こんなはずじゃなかった…」ってならないためにも、しっかりとイメージしておきたいところです。
これを知れば安心!「生涯コスト」を見える化する簡単シミュレーション
さて、ここまで「住んでからかかるお金」の具体的な内訳を見てきました。
「うわ…やっぱり結構かかるんだな…」って、ちょっとドキッとした人もいるかもしれませんね。
でも、ご安心ください。
大切なのは、この「見えないお金」をちゃんと「見える化」して、計画的に備えることです。
ここでは、あなたの家の「生涯コスト」をシミュレーションするためのステップを、短期・中期・長期に分けて解説します。
まずは「短期」でサクッと概算を出してみよう
まずは、今すぐにでもできる概算から始めてみましょう。
完璧じゃなくてもいいんです。だいたいの感覚をつかむことが重要です。
固定資産税・都市計画税の調べ方
これは、購入を検討している物件の不動産会社に直接聞くのが一番手っ取り早いです。
過去の納税通知書を見せてもらったり、物件の所在地を伝えれば、おおよその年間税額を教えてくれるはずです。
もちろん、市町村の税務課に問い合わせることもできます。
「だいたい年間〇〇円くらい」という数字を聞き出せればOKです。
新築の場合、軽減措置後の金額も確認しておくと良いでしょう。
保険料の見積もり
火災保険と地震保険は、インターネットの一括見積もりサイトを活用するのが便利です。
物件の住所、構造、専有面積(戸建ての場合は延床面積)などを入力すれば、複数の保険会社から同時に見積もりを取ることができます。
補償内容をいくつか選んで、だいたい年間いくらくらいになるのか、目安を把握しましょう。
修繕費の目安
戸建ての場合は、先ほど挙げた主要な修繕項目(外壁、屋根、給湯器など)を参考に、ざっくりと「月1万円〜2万円」を目安にしてみてください。
マンションの場合は、現在の「修繕積立金」の金額をチェックしましょう。
これらを全て足し算して、「年間でだいたいこれくらいかかるんだな」という概算を出すことが、第一歩です。
例えば、こんな感じですね。
年間固定資産税:15万円
年間火災・地震保険料:5万円
月々積立修繕費(年間換算):1.5万円 × 12ヶ月 = 18万円
その他ランニングコスト(電気代増加分など):5千円 × 12ヶ月 = 6万円
合計:15万 + 5万 + 18万 + 6万 = 年間44万円
どうですか?この数字を見て、どんな気持ちになりましたか?
「え、意外と…?」「やっぱり結構大きいな」など、感じ方は人それぞれだと思います。
でも、この「リアルな数字」を直視することが、あなたの不安を解消する第一歩なんです。
「中期」でしっかりライフプランに組み込む
短期での概算が出たら、次はそれをあなたの人生計画、つまり「ライフプラン」に組み込んでいきましょう。
ファイナンシャルプランナー (FP) に相談する
「でも、具体的にどうやって計画したらいいの?」
そう思ったら、専門家であるファイナンシャルプランナー(FP)に相談するのが一番早くて確実です。
FPは、家族構成、収入、支出、子どもの教育費、老後資金など、あなたの人生における全てのお金に関する計画を一緒に立ててくれます。
「家計が破綻する」とまで考えるあなたの不安を、具体的な数字と根拠をもって解消してくれる、心強い味方になってくれるはずです。
「えー、FPってハードル高そう…」って思いますか?
そんなことはありません。
無料相談を受け付けているところもたくさんありますし、一度話を聞くだけでも、今後の見通しがグッとクリアになりますよ。
私の経験上、FPに相談したお客様は、「もっと早く相談すればよかった!」と口を揃えて言っていましたからね。
維持費の予算化と積立
FPとの相談を通して、具体的な維持費の予算が見えてきたら、それを毎月の家計簿に組み込みましょう。
そして、できれば「修繕費積立用」などの専用口座を作って、毎月自動的に積み立てていくのがおすすめです。
口座を分けることで、「今月は使いすぎたから、修繕費からちょっと…」なんてことがなくなりますし、お金が貯まっていくのが目に見えるので、モチベーションにも繋がります。
まるで、マラソンの給水ポイントに、あらかじめ用意しておいた自分だけのスペシャルドリンクが置いてあるようなものですね。
途中でガス欠になる心配が減りますよ。
「長期」で備える、家の資産価値と出口戦略
最後に、さらに長期的な視点で考えてみましょう。
家は、ただ住む場所というだけでなく、大切な資産でもあります。
住宅メンテナンス計画を立てる
家の寿命を延ばし、資産価値を維持・向上させるためには、定期的なメンテナンスが不可欠です。
主要設備の交換時期や大規模修繕の目安を把握し、それを見越した資金計画を立てておきましょう。
日本の木造住宅の平均寿命は、欧米に比べて短い傾向がある、って知っていましたか?
欧米が60~80年なのに対して、日本は30年程度と言われることもあります。
これは、より頻繁な修繕や建て替えが必要になり、結果的に維持費がかさむ要因にもなるんですよ。
だからこそ、「建物の健康診断」を定期的に行うような感覚で、計画的なメンテナンスが大切なんです。
出口戦略も視野に入れる
人生、何があるか分かりません。
子どもの独立、転勤、介護…ライフステージの変化に応じて、住み替えが必要になることもあるかもしれませんよね。
将来的な売却や、高齢になった際の「リバースモーゲージ」(自宅を担保に融資を受け、死亡時に売却して返済する仕組み)なども視野に入れておくと、より柔軟な選択肢を持てます。
「家は買うな」という逆張りの意見もありますが、適切に不動産を選べば、インフレに対するヘッジとなり、将来的な資産価値上昇が見込める可能性もあるんですよ。
だから、定期的に不動産の相場をチェックしたり、地域の再開発情報を追ったりするのも、立派な「出口戦略」の一環だと言えるでしょう。
「でも、賃貸の方がマシ?」──よくある疑問に、元プロが本音で答えます
ここまで話を聞いて、「やっぱり賃貸の方が身軽でいいんじゃないか…?」って、思いましたか?
それも、すごく自然な考えです。
実際に、「家は買うな」という本が出版されたり、賃貸のメリットを強調する記事もたくさんありますよね。
ここでは、私の元プロとしての経験と、一人の購入者としての本音を交えながら、この疑問に答えていきたいと思います。
「賃貸の方が身軽で経済的」って、本当にそう?
確かに、賃貸には「身軽さ」という大きなメリットがあります。
急な転勤にも対応しやすいですし、家の修繕費は大家さん持ち。固定資産税もかかりません。
「毎月の家賃を払い続けても、何も手元に残らない」
という意見もありますが、「家賃は快適な住環境を買っている対価」と捉えれば、決して無駄な出費ではありませんよね。
でも、家賃は一生払い続けなければなりません。
特に、老後になって年金生活になった時、毎月家賃を支払い続けるのは、大きな負担になる可能性があります。
一方で、持ち家なら、住宅ローンを完済すれば、その後は毎月の住居費の大部分が固定されます。
これは、老後の大きな安心感に繋がります。
どちらが本当に経済的か、というのは、あなたのライフプランや価値観によって大きく変わるんです。
「住居費」という費用項目だけを切り取って見ると、賃貸の方が安く済む時期があるかもしれません。
でも、「生涯にわたる住居費」という大きな視点で見ると、持ち家が有利になるケースも多々あるんですよ。
住宅購入の「お金じゃ測れない」価値とは
それでも、多くの人が家を持つことに憧れ、実際に購入するのはなぜだと思いますか?
それは、お金だけでは測れない、もっと大きな価値があるからです。
- 家族の基盤: 子どもの成長を一番近くで感じられる場所、家族みんなで思い出を育む場所って、やっぱり「自分たちの家」ですよね。
- 精神的な安定: いつか家賃を上げられる心配もないし、隣の住人を気にしすぎることもない。自由に壁に絵を飾ったり、リフォームしたりできる。この「自分の場所」を持つ安心感は、何物にも代えがたいです。
- 資産形成: ローンを払い終えれば、そこには「自分たちの資産」が残ります。これは、賃貸では得られない大きなメリットです。適切にメンテナンスしていれば、いざという時に売却して現金化することもできます。
「過度な不安の煽り」は、家を持つことの喜びやメリットを見えなくしてしまう可能性があります。
家は、単なる箱じゃありません。
それは、あなたの人生を豊かにする「舞台」でもあるんです。
だから、金銭的な合理性だけでなく、「家を持つ」ことの社会的・精神的な価値も、ぜひ大切にしてほしいと私は心から思います。
不安を煽りすぎ?「家を持つ喜び」を忘れないでほしい
ここまで、「見えないお金」や「家計破綻」といった、ちょっと不安になるような話もたくさんしてきました。
「なんだか、家を買うのが怖くなってきた…」
そう感じさせてしまったとしたら、本当に申し訳ありません。
でも、私の本当の目的は、あなたの不安を煽ることではありません。
むしろ、「備えあれば憂いなし」という安心感を持って、納得のいく家探しをしてほしいと願っているんです。
私自身、家を買って、たくさんの喜びを感じてきました。
子どもがリビングを走り回る姿、週末に庭でバーベキューをする家族の笑顔、季節ごとに飾り付けを変える玄関…一つ一つが、私の人生を豊かにしてくれています。
多くの人が無理なく住宅を維持していますし、維持費への過度な不安は、家を持つことの喜びやメリットを見えなくしてしまう可能性もあります。
だから、このブログを読んだことで、あなたが「なんだ、ちゃんと計画すれば大丈夫なんだ!」って、少しでも前向きな気持ちになってくれたら、これほど嬉しいことはありません。
リアルな体験談:私が夜も眠れなかった「あの夜」と、乗り越えた方法
私自身、住宅購入のプロとして何百組ものお客様の決断に立ち会ってきました。
バブル崩壊後の不況も、リーマンショックの荒波も、現場で見てきました。
だから、「どんな家がいいか」「どんなローンがいいか」は、頭では分かっていたんです。
でも、いざ自分が「買う側」になると、全く違うんですよ。
「この金額で本当に大丈夫かな…?」
「もし、途中で何かあったら、家族に迷惑をかけるんじゃないか…?」
特に、夜中に一人で考えていると、どんどん不安が膨らんでいくんです。
住宅ローンの返済額は分かっているのに、漠然とした「見えないお金」の存在が、まるで暗闇の中に潜む怪物のようでした。
私も、最初は「なんとかなるだろう」って見て見ぬふりをしていました。
「みんなも払ってるんだし」って、自分に言い聞かせていたんです。
まさに、物語構造で言う「拒絶」の段階ですね。
でもある時、ふと思ったんです。
「この不安の正体って、一体何なんだ?」って。
そして、自分自身で、今日お話ししたような「住んでからかかるお金」を一つずつ洗い出し、シミュレーションしてみることにしたんです。
固定資産税の概算を役所に聞きに行ったり、いくつかの保険会社から見積もりを取ったり、修繕費の相場を調べたり。
正直、最初は面倒でしたし、出てくる数字に「うわ…」ってなることもありました。
でも、数字を「見える化」した途端、あれほど巨大だった怪物が、急に小さく見え始めたんです。
「ああ、これが不安の正体だったのか」って。
もちろん、それらの費用がなくなるわけではありません。
でも、「これくらいなら、こうやって準備すれば大丈夫だ!」っていう具体的な「対策」が見えてきたんです。
貯蓄計画を見直したり、保険の見直しをしたり、場合によっては物件の予算を少しだけ調整したり。
結果的に、私は納得のいく形でマイホームを購入することができました。
そして、今では「あの夜の不安」は、私にとって「賢明な選択をするための大切な経験」になっています。
私が言いたいのは、「漠然とした不安」は、具体的な「情報」と「計画」で解消できる、ということなんです。
あなたが買うのは家じゃない、その家の『一生』とあなたの『安心』なんだ。
この言葉を、ぜひ心に留めておいてくださいね。
まとめ:もう「見えないお金」に怯えない!未来を変える最初の一歩を踏み出そう
今日、ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。
きっと、あなたの頭の中には、たくさんの情報が渦巻いていることでしょう。
でも、これだけは覚えて帰ってほしい、という内容をまとめます。
住宅購入は、目先のローン返済額だけじゃありません。
その裏には、固定資産税、修繕費、保険料といった「住んでからかかるお金」が必ずあります。
でも、これらは決して「怪しいお金」なんかじゃなく、事前に調べれば必ず「見える化」できるお金なんです。
「見える化」すれば、不安は「安心」に変わります。
だから、今日から「小さな一歩」でいい。あなたの「見えないお金」の正体を探し始めてみてくださいね。
今日からできる「たった一つ」のこと
「よし、分かった!でも、何からやればいいの?」
そう思っているあなたへ。
まずは、「購入を検討している物件の不動産会社に、固定資産税の概算を聞いてみる」というたった一つのアクションから始めてみませんか?
電話一本、メール一本で済むことです。
これだけでも、あなたの心の中で、漠然とした不安が具体的な数字に変わり、少しだけ軽くなるはずです。
大事なのは「あなたにとっての安心」を見つけること
家探しは、決して正解が一つだけ、というものではありません。
人それぞれ、家族構成も、収入も、価値観も違いますから、「これが絶対!」なんてことはないんです。
大事なのは、誰かの意見に流されるのではなく、「あなたと家族にとって、何が一番安心で、幸せな選択なのか」を見つけることです。
そのためのヒントとして、このブログが少しでもお役に立てたなら、私は本当に嬉しいです。
あなたが、後悔のない、そして心から「買ってよかった!」と思えるマイホームに出会えることを、心から願っています。

コメント