「夫婦で力を合わせて、より良い家を…」
その優しい気持ちが、未来の『不安』に変わる瞬間。
もし今、あなたが同じ場所にいるなら、この話はきっと役立つはずです。
ですよね、お気持ち、めちゃくちゃよく分かります。
SNSで流れてくる「ペアローン破綻」「離婚で家を失った」みたいな恐ろしい話、ゾッとしますよね。 「まさか自分たちに限って…」って思いたいけど、心のどこかで「もしそうなったらどうしよう」って、巨大な不安が渦巻いているんじゃないでしょうか。
僕自身、不動産業界で20年以上、何百組ものご家族の家探しをサポートしてきました。 「家を買う」って、本当に人生の一大イベントです。だからこそ、みんなが「失敗したくない」って強く思うのは当然のこと。
でも、僕もね、実は同じなんです。
業界の人間でありながら、いざ自分の家を買うってなった時、頭をよぎったんですよ。「夫婦のどちらかの収入が減ったら?」「もし、万が一、離婚なんてことになったら…?」って。 プロでさえ、夜も眠れないほど、ぐるぐる考えちゃうんですから、初めて家を買う方が不安になるのは、もう本当に当然としか言いようがないんですよね。
あの時の僕と同じように、「家族のために家は欲しいけど、でも、この先何があるか分からない未来を考えると、ペアローンはちょっと怖い…」って立ち止まっている30代〜40代のあなた。
ネットで物件情報は検索してるけど、「不動産屋に問い合わせたら、しつこく営業されるんじゃないか」「知識がないまま行ったら、変な物件勧められて損するんじゃないか」って、最後の一歩が踏み出せないあなたに、僕の経験を全部お話ししたいんです。
この記事を読めば、あなたのモヤモヤとした不安が少し軽くなるはず。 そして、「まずは小さな一歩でいいんだ」って思えるような、具体的なヒントが見つかると思いますよ。
さあ、一緒に「安心の家探し」の第一歩を踏み出してみませんか?
【まずは読んでみて!夫単独ローンで安心を手に入れるための第一歩はこちら】
なぜ、あなたは「ペアローン怖い」と感じるのか?(SNSのリアルな声が突き刺さる理由)
「ペアローンって、夫婦が協力して大きな家を買えるメリットがあるんでしょ?」
そう。その通りなんです。金融機関も「共働き世帯なら、収入合算でより高い金額を借りられますよ!」って、当然プッシュしてきます。
でも、それだけ聞くと、なんだか都合の良い話に聞こえませんか?
実際、多くの夫婦が「せっかくだから、少しでもいい家を」って、ペアローンを選択するわけです。
しかし、そこであなたの心にグサッと刺さったのが、SNSで見かけた「ペアローン破綻」や「離婚時のトラブル」の生々しいリアルだった、というわけですよね。
「みんなが知らない」裏側を垣間見てしまった感覚
一般的な情報サイトや不動産屋のパンフレットには、ペアローンのメリットはたくさん書いてあります。でも、デメリットやリスク、特に「離婚」という、誰も口にしたくないタブーについては、あまり触れられていません。
だからこそ、SNSで流れてくる赤裸々な体験談は、私たちにとって強烈なインパクトを与えるんです。
- 「まさか自分が離婚するなんて思ってなかったけど、ペアローンで地獄を見た」
- 「相手に連絡がつかず、夫婦で払っていたはずのローンが私一人の重荷に」
- 「家を売るに売れず、お互い憎み合ったままローンだけが残った」
こんなリアルな声を目にすると、「家は夢のマイホームだけど、同時にとんでもない借金なんだ」という現実を突きつけられます。
人間ってね、得られる利益よりも、失うことの痛み、つまり「損失回避性」という心理が強く働く傾向にあるんです。(これは心理学でいう「プロスペクト理論」が示しています)
ペアローンの大きなメリット(高い家が買える)よりも、「もしもの時に家を失う」「大きな借金だけが残る」という、想像上の損失の方が、私たちの心を強く揺さぶる。だからこそ、あなたは今、こんなにも不安を感じているんですね。
3組に1組が離婚する時代。それは「他人事」じゃなくて「自分事」かもしれない
厚生労働省のデータを見ると、日本の離婚率は近年、約3組に1組という数字で推移しています。これは「自分たちは大丈夫」と思っていても、決して無視できない確率です。
もちろん、結婚する二人にとって、離婚なんて想定外のことでしょう。
でも、住宅ローンは20年、30年と続く、人生で最も長い付き合いになる借金です。その間に、夫婦の関係性、それぞれのキャリア、健康状態など、何が起こるかなんて誰にも分かりません。
だからこそ、あなたは今、将来の不確実性に対する「安心」を求めている。 これは、決して臆病なのではなく、非常に賢明で、現実的な選択だと僕は思いますよ。
「夫単独ローン」で買う家は『妥協』じゃない。『安心』を買う選択だ
「妻の収入を当てにしない単独ローン…ってことは、借りられる金額が減るってことだよね? もっと小さな家になっちゃうのかな…」
そう思いましたか?
確かに、夫婦合算で借りるペアローンに比べれば、借入額は少なくなります。 でも、僕は声を大にして言いたいんです。
夫単独ローンで家を買うのは、『妥協』なんかじゃないって。
それは、未来の『安心』を買うための、最も堅実な選択なんです。
「二人三脚の高所登山」と「一人での低山登山」
例えるなら、ペアローンは「二人三脚での高所登山」のようなもの。
より高い頂(高額な家)を目指せるし、達成感も大きい。でも、片方が足を滑らせれば共倒れのリスクがある。途中で喧嘩して別々の方向に行こうとすれば、お互いの命綱が絡まって身動きが取れなくなる。
それに対して、夫単独ローンは「一人での低山登山」です。
頂は低いかもしれない。眺めも、高所登山ほど劇的じゃないかもしれない。 でも、自分のペースで、安全に登れる安心感がある。
もし、途中で天候が悪くなっても、誰かと意見をすり合わせる必要もなく、自分の判断で引き返すことができるんです。
家を買うって、人生の「羅針盤」を握るようなもの。 夫婦で羅針盤を握るペアローンは、意見が割れると進路が定まらないリスクがあります。 でも、一人で羅針盤を操作する単独ローンなら、航海スピードは遅くても、常に自分の意思で進路を決められるという「自由」と「安定」があるわけです。
「安心」と「豊かさ」のトレードオフ
これは、まさに「安心」と「豊かさ」のトレードオフの話なんです。
確かに、ペアローンで「豊かさ」を追い求めれば、憧れの都心に広々とした新築一戸建て、なんて夢も現実的になるかもしれません。
でも、その「豊かさ」と引き換えに、あなたは「未来の不安」という荷物を背負うことになります。
夫単独ローンは、一時的に「豊かさ」の選択肢が少し狭まるように感じるかもしれません。 でも、それと引き換えに、あなたは「未来への安心」という、何物にも代えがたい財産を手に入れることができるんです。
妻の収入を「あてにしない」ということは、妻の収入が「余裕資金」「貯蓄」「教育費」「繰り上げ返済資金」として、家計の強固なバッファになるということ。
これって、めちゃくちゃ心強いことだと思いませんか?
僕は、この考え方に気づいた時、本当に肩の荷が下りたような気がしたんです。
【超具体的に解説】夫の年収〇〇万円で、一体いくらまで借りられるのか?(安全圏の借入額シミュレーション)
さて、ここからは本題です。
「安心」を選んだとして、具体的に夫の単独ローンで、一体いくらまで借りられるのか? そして、その予算内でどんな家が手に入るのか?
これ、一番知りたいことですよね。
結論から言いますね。
一般的に、住宅ローンの返済負担率は「手取り月収の20~25%以内」が安全圏と言われています。 金融機関によっては35%までOK出すところもありますが、それはあくまで「借りられる額」であって「無理なく返せる額」ではないと僕は経験上、強く感じています。
僕がおすすめするのは、「手取り月収の20%」です。
「え、そんなに少なくして大丈夫?」って思うかもしれませんが、これくらいに抑えておくと、急な出費や将来の収入減にも対応しやすくなりますし、何より精神的な余裕が全く違います。
「年収」と「手取り月収」の違い、知ってますか?
ここ、意外と見落としがちなんですが、金融機関の審査で使うのは「額面年収」です。 でも、私たちが実際に使えるお金は「手取り」ですよね。
だから、「額面年収」から「手取り月収」を計算し、その20%をローンの月々返済額の目安にする、という手順で考えていきましょう。
例えば、額面年収が500万円の場合、手取り年収は約400万円〜420万円くらいになることが多いです。(家族構成や控除によって変動します)
手取り月収にすると、ざっくり33万円〜35万円くらいでしょうか。
この手取り月収35万円の20%だと、月々のローン返済額は7万円になります。
金利と期間で変わる!具体的な借入可能額の目安
じゃあ、月7万円の返済で、いくら借りられるのか?
これは、金利と返済期間によって大きく変わってきます。
今回は、固定金利1.5%(今の市場だと少し高めに見ておくと安心です)、返済期間35年で計算してみましょう。
【夫の額面年収別:単独ローン安全圏(手取り月収20%目安)】
年収400万円(手取り月収 約26〜28万円)の場合
- 月々返済額目安:5.5万円(手取り月収27.5万円の20%)
- 借入可能額目安:約2,000万円
- 金融機関の審査基準(返済負担率30%〜35%)だと、約2,500万円〜2,900万円くらいまで借りられる可能性がありますが、安全圏は2,000万円です。
年収500万円(手取り月収 約33〜35万円)の場合
- 月々返済額目安:7万円(手取り月収35万円の20%)
- 借入可能額目安:約2,500万円
- 金融機関の審査基準(返済負担率30%〜35%)だと、約3,100万円〜3,600万円くらいまで借りられる可能性がありますが、安全圏は2,500万円です。
年収600万円(手取り月収 約39〜42万円)の場合
- 月々返済額目安:8万円(手取り月収40万円の20%)
- 借入可能額目安:約2,850万円
- 金融機関の審査基準(返済負担率30%〜35%)だと、約3,700万円〜4,300万円くらいまで借りられる可能性がありますが、安全圏は2,850万円です。
年収700万円(手取り月収 約46〜49万円)の場合
- 月々返済額目安:9.5万円(手取り月収47.5万円の20%)
- 借入可能額目安:約3,400万円
- 金融機関の審査基準(返済負担率30%〜35%)だと、約4,300万円〜5,000万円くらいまで借りられる可能性がありますが、安全圏は3,400万円です。
※上記はあくまで目安です。実際には、他のローン(車のローンやカードローンなど)の有無、勤続年数、年齢、頭金の額、選ぶ金融機関によって大きく変わります。
特に、借り入れ時の年齢が高い場合、35年ローンを組めないこともあるので注意が必要ですよ。
「いや、これって思ったより借りられないじゃん…」
そう感じましたか?
正直なところ、都心部で新築の広い家を買おうと思ったら、この金額では難しいケースも多いかもしれません。
でも、これが「安心のライン」なんです。
この金額をベースに、「どこなら理想に近い家が手に入るんだろう?」と発想を転換していくことが、次のステップですよ。
「単独ローン予算」で、どんな家が手に入る?(意外と知られてないグレードの話)
「え、夫の単独ローンだと、ボロボロの狭い家しか買えないの…?」
そんなことないですよ!
確かに都心の駅近で新築マンション、となると選択肢は限られるかもしれません。 でも、「何を優先するか」を明確にすれば、単独ローン予算内でも十分に満足できる家は見つかります。
僕の経験上、予算内で家のグレードを上げるには、いくつか「賢い選択」があるんです。
エリアを「少し」ずらすだけで、一気に選択肢が広がる!
都心から電車で10分〜20分離れるだけで、土地の値段はガラッと変わります。
- 「駅徒歩5分」を「駅徒歩15分」にする
- 「人気のAエリア」を「隣接するBエリア」にする
- 「○○線沿線」を「一本外れた○○線沿線」にする
これだけで、同じ予算でも「広さ」や「築年数」のグレードを上げられる可能性がぐっと高まります。
例えば、都心で3000万円のマンションだと30平米くらいでも、郊外に出れば70平米超えのファミリータイプが買える、なんてこともザラにあります。
新築vs中古、注文vs建売の賢い選び方
予算を抑えつつ希望のグレードを叶えるなら、「中古住宅」は有力な選択肢です。
- 新築一戸建て(建売):
- 年収500万円〜600万円の単独ローン(2,500万円〜2,850万円目安)だと、首都圏なら郊外や少し都心から離れた場所の駅徒歩15分圏内くらいで、土地30〜40坪、建物90〜100平米くらいの一般的な建売住宅が見つかるでしょう。地方都市なら、もう少し駅近や広い物件も視野に入ってきます。
- 間取りは3LDK〜4LDKが中心。設備は標準的で、外構費用などが別途かかる場合もあります。
- 新築マンション:
- 単独ローンだと、年収600万円〜700万円(2,850万円〜3,400万円目安)でも、都心や人気の駅近物件はかなり厳しくなります。
- 地方都市や、首都圏でもかなり郊外のエリア、またはファミリー向けではないコンパクトな間取り(2LDKなど)の物件が選択肢になるでしょう。
- 駅からの距離や築年数を少し妥協することで、少し広めの物件が見つかる可能性もあります。
- 中古一戸建て:
- 年収400万円〜500万円(2,000万円〜2,500万円目安)でも、築20年以上の物件なら、首都圏郊外や地方都市で、土地広めの一戸建てが見つかる可能性は十分にあります。
- リフォームやリノベーション費用を見込んで予算を組むことで、自分好みの家にカスタマイズできます。ただし、耐震性や断熱性など、築年数が古い物件特有の注意点も。
- 中古マンション:
- 年収400万円〜500万円(2,000万円〜2,500万円目安)で、都心や駅近の良い立地の物件を見つけやすいのが中古マンションの強みです。
- 築15年〜25年くらいの物件であれば、管理状況の良いところも多く、リノベーション費用を含めても予算内に収まることも。利便性を重視するなら、非常に魅力的な選択肢です。
「え、じゃあ注文住宅は無理ってこと?」
そう決めつけるのはまだ早いですよ。
土地の購入費用を抑え、シンプルな設計にしたり、地方で建てるなら、年収600万円〜700万円クラスの単独ローンでも、十分に注文住宅は検討可能です。 僕のお客様でも、土地は親御さんから譲り受けたり、実家の敷地内の一部に建てたりして、建物費用に特化することで夢の注文住宅を叶えた方もいらっしゃいました。
要は、「何に一番お金をかけたいか」を夫婦でしっかり話し合うことが大切なんです。
駅からの距離、広さ、築年数、デザイン、設備…どれも大事ですが、全てを完璧に叶えようとすると予算オーバーになってしまいます。 優先順位をつけて、「これは譲れない」「これは妥協できる」を明確にすることで、あなたにとっての「安心できる最高の家」が見つかるはずですよ。
ペアローンの「隠れた落とし穴」は、実は離婚だけじゃない
ここまで「離婚リスク」にフォーカスしてお話ししてきましたが、実はペアローンには、離婚以外にも見落としがちな「落とし穴」があるんです。
これも知っておくと、単独ローンがいかに「安心」な選択か、より深く理解できるはずです。
夫婦どちらかの収入減で、一気に家計が圧迫される
「うちは円満だから、離婚なんて考えられないし!」
そうですよね、それが一番ですよね。
でも、住宅ローンを組んだ後、夫婦のどちらかの収入が減る可能性って、ゼロではないですよね?
- 妻の育児休暇・産前産後休暇: 一時的に収入が大幅に減る。
- 転職・キャリアチェンジ: 新しい職場での収入が一時的に下がる、または不安定になる。
- 病気・怪我: 長期療養で働けなくなる。
- 会社の業績悪化: ボーナスカットや給与減額。
ペアローンは、夫婦の収入を合算して最大限借り入れているため、片方の収入が減っただけで、家計はあっという間に火の車になってしまいます。
「え、でも、団体信用生命保険があるから大丈夫じゃないの?」
そう思いましたか?
ここが、もう一つの大きな落とし穴なんです。
団信の「落とし穴」:死亡・高度障害以外はカバーされない現実
団体信用生命保険(団信)は、ローン契約者が死亡したり、高度障害になったりした場合に、残りのローンを保険会社が代わりに支払ってくれる、非常にありがたい保険です。
でも、注意が必要なのは、団信がカバーするのは「死亡」と「高度障害」、そして特約を付けた場合の「特定の病気(ガン・脳卒中・心筋梗塞など)」だけ、という点です。
- 病気で働けなくなったけど「高度障害」には認定されない
- 育児で一時的に収入が激減した
- 会社が倒産して、一時的に無職になった
こんな状況では、団信は全く役に立ちません。ローン返済は、容赦なく夫婦二人に迫ってきます。
「夫婦でそれぞれ団信に入っているから大丈夫!」
たしかに、ペアローンは夫婦それぞれが債務者となり、それぞれ団信に加入するのが一般的です。 しかし、例えば夫が高度障害になった場合、夫の債務分のローンは団信で完済されますが、妻の債務分のローンはそのまま残ります。
そうなると、妻は一人で自分の分のローンを払い続けなければならない、という状況に陥ってしまうわけです。
これは、夫婦のどちらかが死亡した場合も同様です。残された側が、自身のローン分を背負うことになるんですよね。
このあたりのリスクまで考えると、やはり「夫単独ローン」で、妻の収入を「余裕資金」として確保しておくことの重要性が、より一層見えてくるはずです。
それでも「ペアローン」を検討するなら、知っておくべきこと
ここまで、僕の経験や様々な情報から、夫単独ローンの「安心」についてお話ししてきました。
でも、僕もね、正直に言います。
ペアローンにはペアローンで、やはり大きなメリットがあることも、もちろん理解しています。
例えば、「どうしてもこのエリアに住みたい」「どうしてもこの広さが欲しい」といった、明確な理想がある場合、夫単独では予算が届かない、というケースはたくさんあります。
だから、「絶対にペアローンはダメ!」とは言いません。 でも、もしそれでもペアローンを検討するなら、リスクを最小限にするための準備は絶対に必要です。
リスクヘッジを考慮した「夫婦財産契約」と「妻の収入活用計画」
古代ローマ時代には、夫婦の財産関係を結婚前に明確にする「夫婦財産契約」という制度があったそうです。現代の日本でも「婚前契約」として同様の契約を結ぶことができます。
これは、離婚時の財産分与や、住宅ローンに関する取り決めを、結婚前に書面で交わしておくものです。 「え、結婚する前から離婚の話なんて縁起でもない…」って思うかもしれませんが、逆に「もしもの時に揉めないように」という、お互いを守るための契約だと考えればどうでしょうか。
そして、もう一つ重要なのが、「妻の収入活用計画」です。
ペアローンを組む場合でも、妻の収入の大部分を、「夫のローンが支払えなくなった時の予備費」や「繰り上げ返済資金」として貯蓄していく、というルールを夫婦間で明確に合意しておくことが大切です。
これらを事前に話し合い、合意内容を明確にしておくことで、ペアローンであっても、かなりのリスクヘッジになるはずです。
結局、一番大切なのは「夫婦間のコミュニケーション」
ここまで、なんだかリスクばかり強調してきたように聞こえたかもしれません。
でも、結局のところ、どんなローンを組むにしても、一番大切なのは「夫婦間のコミュニケーション」なんです。
- 将来のライフプラン(子供の教育、転職、老後)
- お金に対する価値観
- もしもの時のリスクに対する考え方
これらを隠さず、とことん話し合うこと。 そして、お互いが納得できる落としどころを見つけること。
これが、最高の家計戦略であり、最高の夫婦関係戦略でもある、と僕は心からそう思っています。
僕自身もね、妻と家を買うとき、正直かなり揉めましたよ(笑)。
「もっと広いリビングがいい!」「いや、今は立地優先だろ!」とかね。 でも、その都度、将来の不安や、互いの希望を正直にぶつけ合って、最終的には「これならお互い安心できるね」っていう場所と家を見つけることができました。
だから、今のあなたの不安も、決して無駄じゃない。 むしろ、夫婦で未来について深く考える、とても良い機会だと捉えてほしいんです。
【私の実体験】「安全圏の家」を見つけるまでの道のり(失敗談と成功のヒント)
僕が自分の家を探し始めた頃、やっぱり妻と「ペアローン」で話を進めていました。
当時、夫婦共働きでそれなりの収入があったので、僕の単独ローンだと少し手狭になるかな、と。 「せっかくなら、リビングの広い新築がいいね」「子供部屋は2つ欲しいよね」って、夢ばかりが膨らんでいました。
ある日、妻と憧れのマンションギャラリーに行った時のことです。
営業担当の方も「お客様でしたら、ペアローンを組めばこのグレードも十分に狙えますよ!」って、もうノリノリで話を進めてくれるわけですよ。
その時はもう、「最高じゃん!」って思って、すぐにでも契約したい気持ちになっていました。
でも、家に帰って、ふとSNSで流れてきた「ペアローンで離婚、家も失った地獄」みたいな記事を読んだ時、頭をガツンと殴られたような衝撃を受けたんですよね。
「俺、プロなのに何やってんだ!?」って。
営業の時は、お客様に「無理のない返済計画を!」って言っておきながら、自分たちのこととなると、ちょっと浮かれちゃってたんだなって。
そこから「引き算」の家探しが始まった
翌日、僕は妻に正直に話しました。
「ごめん、やっぱりペアローンは怖い。もしものことがあった時、お互いに大きな負担を背負わせたくない。俺の単独ローンで、無理なく返せる範囲で家を探し直さないか?」
妻は最初、少し残念そうな顔をしていました。僕もそこは申し訳なかったな、と。
でも、僕が「もし俺に何かあった時、君が一人でローンを背負うことになるのは絶対に嫌だ」と伝えると、妻も真剣に考えてくれて、最終的には「分かった。あなたが無理なく返せる範囲で、素敵な家を見つけよう」と賛成してくれました。
そこから僕らの家探しは、「足し算」から「引き算」に変わったんです。
- 「都心じゃなくて、電車で30分圏内なら?」
- 「新築じゃなくて、築10年以内の中古なら?」
- 「駅徒歩5分じゃなくて、自転車で10分なら?」
そうやって条件を少しずつ見直していくと、僕の単独ローンでも十分に手の届く、素敵な中古マンションが見つかったんです。
築12年、駅徒歩10分。広さも、僕らが当初ペアローンで狙っていた新築マンションとほとんど変わらない広さ。しかも、管理状態もめちゃくちゃ良くて、内装もとても綺麗でした。
「え、これなら全然良いじゃん!」
夫婦二人で、本当に心の底からそう思えました。
そして、浮いた予算で、水回りだけ最新のものにリフォーム。妻の夢だった広々としたアイランドキッチンも実現できました。 さらに、妻の収入は、僕のローン返済には一切手をつけず、全額を貯蓄と子供の教育費、そして万が一の繰り上げ返済資金として貯めています。
これほど安心できることはない、と日々感じています。
僕が考える「失敗しない家探し」のヒント
僕自身の経験から、あなたに伝えたい「失敗しない家探し」のヒントはこれです。
1. まずは「無理なく返せる額」を徹底的にシミュレーションする
金融機関が「借りられる」と言っても、それが「無理なく返せる額」とは限りません。手取り月収の20〜25%を目安に、シビアに計算してみてください。このステップを飛ばさないでくださいね。
2. 夫婦で「優先順位」を明確に話し合う
立地、広さ、新築・中古、デザイン、間取り…。どれも大事ですが、全てを完璧にするのは難しいです。「これだけは譲れない」と「これは妥協できる」をしっかり話し合って、共通認識を持つことが大切です。これは、僕が夫婦喧嘩の中から学んだことです(笑)。
3. 「情報源」を見極める
インターネットやSNSの情報は玉石混交です。僕のように、不動産営業の現場経験と、自分自身の購入者としての経験、両方を持っている人の話を参考にしてみてください。理想と現実のギャップを埋めるヒントがきっと見つかります。
4. 専門家(FPなど)のセカンドオピニオンを活用する
不動産会社や銀行の担当者は、どうしても「契約」をゴールにしがちです。中立な立場のファイナンシャルプランナー(FP)に相談して、あなたのライフプランに合わせた最適なローン計画や資産形成のアドバイスをもらうのも非常に有効です。僕も自分の家を買うとき、同業のFP仲間に相談しましたから。
5. 現実を受け入れ、「引き算」で考える勇気を持つ
理想を追い求めるのは素晴らしいことですが、現実の予算と向き合うことも大切です。「これを諦めれば、あれが手に入る」という「引き算」の思考を持つことで、意外な掘り出し物や、予算内で理想に近い物件が見つかることがあります。
どうでしょうか?
僕の経験が、あなたの「安心の家探し」の、少しでもお役に立てれば嬉しいです。
まとめ:未来は不確実。だから、選択には確実な基準を。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。
「ペアローンの不安」で夜も眠れなかったあなたが、少しでも「よし、やってみようかな」と前向きな気持ちになってもらえたら、これほど嬉しいことはありません。
今日の記事で、これだけは覚えて帰ってくださいね。
- 「ペアローンは怖い」というあなたの感情は、決して臆病なものではなく、賢明で現実的な未来への備えであること。
- 夫単独ローンで家を買うのは、「妥協」ではなく「安心」を買う選択であること。
- 「手取り月収の20〜25%」を目安に、無理のない返済額を徹底的にシミュレーションすること。
- その予算内で、エリアや築年数、新築・中古の選択肢を広げることで、十分満足できる家は見つかること。
- そして何より、夫婦でとことん話し合い、納得できる答えを見つけること。
未来は、誰にも予測できません。
だからこそ、人生で一番大きな買い物である「家」の選択には、「安心」という確実な基準を持つことが、何よりも大切だと僕は信じています。
まずは、今日お話しした「夫単独ローンの借入額目安」を見て、あなたの今の年収で「いくらまでなら、無理なく返せそうかな?」と考えてみてください。
そして、奥様と、カフェでコーヒーを飲みながらでも、ゆっくりと「これからのこと」を話し合ってみてください。
小さな一歩で大丈夫です。その一歩が、きっとあなたの未来を、安心で満たしてくれるはずですから。
もし、今回のお話で「もっと詳しく聞きたい」とか「うちの場合はどうなんだろう?」といった疑問が湧いてきたら、いつでも遠慮なく僕に声をかけてくださいね。 僕の20年以上の経験が、きっとあなたの力になれるはずですから。

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